ずぼら会について

アドバのはじまり、図法螺会(ずぼら会)について

アドバは、昭和51年2月28日に誕生しましたが、それ以前にも同窓生組織はありました。

愛工デザイン科の前身、愛知県立工業学校図案化を卒業した、杉本健吉氏(大正12年3月)らの呼びかけで発足した「図法螺会(ずぼら会)」がそうです。

どのような活動がされていたのか定かではありませんが、今と変わらない縦横の繋がりを大切にしたものだったのではないでしょうか。そして、会のシンボルには、杉本 健吉氏が描いた「大ホラ貝の掛け軸」がありました。

掛け軸、「図法螺貝」のお話

発足当時に描かれた掛け軸は、戦時中に消失したそうです。しかし、戦後の昭和23年に図案科が復活し、昭和24年に再び「図法螺会」が復活すると、その年の秋に杉本 健吉氏の手により新しい掛け軸が誕生しました。

それ以降、掛け軸は長らく愛工デザイン科に保管されておりました。

愛工が閉校した現在、掛け軸はと言うと、アドバ会員のみならずより多くの皆様に見ていただけるようにとの思いで、杉本 健吉氏の作品を収蔵した「杉本健吉美術館」に平成23年寄贈し、披露されています。